Cannes Lions 2007 Young Creatives
July 1, 2007 11:20 AMCategory : awards
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+ RIGHT TO PLAY - SPORT AND PEACE
今年、カンヌ国際広告祭に行ってきたのはヤングクリエイティブスというイベントに参加するためでした。
世界各国から28歳以下の代表2名が集まり、現地で出されるお題に対して即興でバナーを作る、というイベントです。電通IC局の中村洋基さんと参加しました。
夕方にブリーフィングを受け、翌日の朝8時から夜8時までの12時間、専用ブースに入り、支給された1台のMACでバナーを作るという、いわゆる料理の鉄人風イベントです。
今年のクライアントはRIGHT TO PLAY。
世界には大小含めて未解決な抗争が数多く残っていて、それらの国には、武器を持たされ兵士として駆り出される子供たちや、遊び方すら知らない子供たちが実際にいるのです。そんな彼らにスポーツや体を動かす遊びを通じて幸福と健康をもたらすべく活動している団体で、バナーの目的は彼らの認知度の向上とドネーションへのモチベーションをあげる、ということでした。
企画にあたり、意識したのは“おしつけがましい広告にしない”ということ。
豊かな日本人的な発想なのかもしれないけど、ぶっちゃけ彼らにドネートしなくてもなんの被害も被らない人がほとんで、そんな彼らに対して、「こんなかわいそうな子供たちがいます。さぁ寄付しましょう。」と訴えかけても、重苦しい重圧しか感じないし、ドネートしないと罪悪感さえ感じてしまうようなことになりかねないなぁと思っていたのです。
ので、表現しようとしたのは、彼らの活動を究極にシンプルにした、「スポーツすればみんなハッピーだよね」ということ。コピーもブリーフィングシートに添えられていた「SPORT AND PEACE」をコピペ。
ユーザー自身に抗争の当事者になってもらい、そこに投入されたちょっとしたキッカケが状況を変える、ということを実際に体験してもらおうという試みでした。
そういった体験をしたあとのドネーションはきっと限りなく能動的なものになるだろうし、気持ちよくドネートできるだろうと思ったのです。
今回ヤンクリに参加するにあたり、個人的には受賞することはあまり意識せず、自分たちの納得のいくものを作ろうと心がけました。コンペティションなので、受賞を意識するべきだったのかもしれないけど、必ずしも“機能するバナー = 受賞するバナー”じゃないだろうなぁと思っていて、審査員たちは上に書いたような制作における思考プロセスまで読みとろうとしないだろうと思っていたし。
瞬間的な訴求力ももちろん意識したけど、それより、そのバナーに関与した人の心情のコントロールの方を強く意識して作りました。
どうせバナー作るんだったら、うまく機能するもの作らないと意味がないだろうということで、“受賞すること”は一旦忘れることにしたんです。
が、それでもちゃんと評価してもらえたというのは、単純にクソ嬉しいということです。嬉しンヌ。
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Comments (6)
いつもブログ見させていただいてます。大阪でWeb制作してます。
受賞を知って実際バナーを体験しました。このエントリーに書いているとおりのことを感じることができました。なんか、すごくいいなって。ちょっとテンションあがって書き込んじゃいました。
> uichinさん
はじめまして。うおーそうですか。そう感じてもらえてましたか!
すげーうれしいです。ありがとうございます!
非日常空間で、アイデアから実装まで即興で作っちゃって、あまつさえ受賞なんて。スゴイ。素直に Good Job !
> anonymousさん
ありがとうございます。
パートナーに恵まれました。
初めてご一緒するわりにはいいカンジに役割分担できたんです。
いつもブログ拝見しておりますが、初めて書き込ませていただきます。
カンヌでの賞受賞おめでとうございました。
この記事を読んでいてひとつ気になったことがあるのですが、
鎌田さんって確かWindows使いだったと思うのですが、
いきなりMacで作業しろと言われてできるものなのでしょうか?
ショートカットや、cmdキー、ctlキーなど微妙に配置が違うと思うのですが。
普段使っているマウス、キーボードと違うとか...。
作業環境を選べないというのは人によってはかなり不利な気がしてしまいます。
私だったら作業環境になれるのに時間がかかってしまい、作業に集中できなさそうな気が...。
> johnson
こんにちは。
カンヌでの賞受賞ありがとうございます。
あと、いつも読んでいただいてごめんなさい。もうちょっと実のあるブログにするようにがんばります…
さて、ヤンクリの作業環境の件ですが、おっしゃる通りボクはWindowser(ってゆうか知らないですけど)です。ので、作業はめっちゃやりづらかったですよ。ボクも本番前はかなり不安に感じてました。
でもボクの環境順応能力がすばらしく発達してたから大丈夫だったです。
うそです。
いや、今回はバナーの制作ということもあり、しかも内容的にそんなにグラフィックデザインバリバリということもなく、実際フォトショやフラッシュのステージ上での作業は非常に少なかったので案外大丈夫でした。
ほとんどの作業はASコーディングで、しかもそれはほぼ全て洋基さんが担当されてたので、思ってたより苦労せずに済みました。
あと、「いきなり」いわれたのではなくて、作業環境については事前に知らされていたのです。
本当なら、日本でちょっと慣らしていくべきだったのかもしれないですけど、仕事がバタバタしててそういう時間もとれなかったんです。